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Squid(スクウィッド)はプロキシ (Proxy) サーバ、ウェブキャッシュサーバなどに利用されるフリーソフトウェア。GPLでライセンスされている。 Squidの用途は、重複リクエストに対したキャッシュ応答によるウェブサーバの高速化や、ネットワーク資源を共有する人々が行うWorld Wide WebやDNSなどの様々なネットワーククエリのキャッシュなど、多岐にわたる。元来はUnix系のコンピュータで動作させる目的で設計されている。 Squidは長く開発が続けられてきた〔1990年代前期に開発されたHarvest Cache Daemonに基づいている、とする記述が見える。〕。多様なプロトコルをサポートしているが、主にHTTPとFTPで利用される。 TLS/SSL、HTTPSなどのセキュリティで保護された通信のサポートも行われている〔SquidのFAQページより(英語) 〕。 当初はC言語で書かれていたが、バージョン3以降では多くのソースがC++で書かれたものに置き換えられている。 == ウェブプロキシ == キャッシングは、リクエストされたWebページやWebページ上の画像などインターネット上の様々な情報をクライアント側から見てネットワーク上の近傍にあるコンピュータに貯蔵しておく技術である。ウェブブラウザはSquidをHTTPのプロキシサーバとして利用し、ネットワーク帯域を節約するとともに、目的のページに高速にアクセスすることができる。 これはインターネットサービスプロバイダが加入利用者のインターネットアクセスを高速化するのに、あるいはLAN内でインターネット接続を共有するのに有効な手法である。プロキシ(実質的なクライアントの代理としてクライアントとして目的の情報にアクセスする)でもあることから、匿名性や安全性も提供するはたらきを持っている。 プロキシサーバの利用は、ブラウザ等のクライアントのソフトウェアで利用したいプロキシサーバの指定を明示的に行う方法か、もしくは透過プロキシと呼ばれる特に設定を必要としない方法によって行われる。明示的な設定を行う方法はインターネットサービスプロバイダの利用者等に、透過プロキシは企業内のLANの設定等でしばしば用いられる。 Squidは、クライアントが生成するヘッダを書き換えるなどの方法によって、匿名による接続の機能も提供する。詳細は、Squidのドキュメンテーションの header_access およびheader_replace の項に記載されている。抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Squid (ソフトウェア)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Squid (software) 」があります。 スポンサード リンク
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